総合酒類の卸売業 株式会社平喜屋

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「ここだけの体験」を人々へ!昭和の酒屋が目指す新たな挑戦2024年08月20日

東京都池袋駅の東口から五分ほど歩いたところに、彫刻が目をひく不思議なビルがあるのをご存知ですか?

 

ここは日本酒を中心に様々な業務用のお酒を取り扱う、平喜屋(ひらきや)です。

 

ここで働いているのが、ある仕事を通じて出会った長島さん。

 

一見すると厳格で寡黙な雰囲気の彼ですが、その内に秘められていたのは私たちが知らないお酒の世界の話と、令和の時代に合わせた新しい挑戦でした。

 

今回は、平喜屋のお酒の歴史と挑戦、長島さんの想いをインタビュー形式で中野と島田がお届けします。

 

昭和に生まれた「平喜屋」

 

 

 

中野「今日はよろしくお願いします!早速ですが、平喜屋さんはどのような酒屋さんなののか教えてください。」

 

長島さん「平喜屋は昭和24年から静岡のお酒を売るためにつくられた会社です。家庭向けの店舗を作った時期もありましたが、業務用一本にしました。9年前にスーパーのワイン事業を引き継ぎました。」

 

中野「だからワインもたくさんあるんですね!ちなみに、長島さんが入社されたのはいつなのでしょうか?」

 

長島さん「昭和57年だったとおもいます。」

 

中野「入社のきっかけはなんだったのですか?」

 

長島さん「体育会系の人間なので、この体格を活かせる仕事は酒屋じゃないかと思って入社しました。」

 

中野「なるほど!今はどんなお仕事をされているんですか?」

 

長島さん「役職は店長です。仕事内容は…総務や企画、営業など、色々やっています!」

 

喜平ブランドの誕生

 

 

中野「平喜屋さんの『喜平』ってどんなお酒なんでしょうか?」

 

長島さん「創業者の戸塚喜平さんの名前をとったお酒で、平成元年に創業者の心意気を込めたお酒を作ろうと開発されました。それまでのブランドは大衆向けのリーズナブルなお酒を中心に作っていましたが、喜平は本醸造以上のクラスのお酒です。」

 

中野「種類はどのくらいあるんですか?」

 

長島さん「今は30種類くらいありますね」

 

中野「ええ、そんなに!ちなみに、長島さんの一押しのお酒はありますか?」

 

長島さん「これですね、雄町の雫(おまちのしずく)。一押しです。」

 

 

中野「雄町の雫…!なぜこちらがおすすめなのでしょうか?」

 

長島さん「品質に対してお得すぎるというか…お求めやすいのにかなり高品質なんですよね。もろみ(※)を絞らずに、しとしとと垂れてきた美味しいところだけをとったお酒なんです。味はとてもしっとりしていて、ほかにない上品な味わいなので好きですね。」

 

中野「なるほど、しとしと垂れたところだけ…気になります。」

 

※もろみ 日本酒の原料となる米に糖化や発酵のための種を加えたもので、蒸留前のものをいう。

 

誰でも歓迎!「試飲会」への試み

 

中野「そんなおすすめのブランド酒、『喜平』を味わえるイベントがあるとお聞きしましたが、どのようなイベントなのでしょうか?」

 

長島さん「二つあって、有料試飲会とSAKEラーニングというイベントを開催しています。有料試飲会は、飲食店さんが選ばれた美味しいワインや、日本酒を一般の方に一杯ずつ低価格で提供しています。その場で試飲して気に入れば購入できるので、色々なお酒を試したい方におすすめですね。

 

SAKEラーニングは昨年(※)から始めたイベントで、私がセミナー形式でお酒の説明をした後、フードと一緒に数種類のお酒の飲み比べてもらっています。」

 

中野お酒を飲みながら知識もつけて楽しみたいという方に人気がありそうですね。SAKEラーニングは、色々な年齢層の方が参加されていましたよね?」

 

長島さん「そうですね、色々な方がいらっしゃいます。Z世代の方から、定年退職をされ自由な時間を過ごしている方など。」

 

中野「なるほど。私もそうなんですけど、お酒を知る機会が少なくなっていると思うので、こういうイベントって貴重ですよね。」

 

長島さん「そうですね。実際、20代前半の方がリピーターになってくれたことがあるんですけど、「居酒屋だと失敗が怖くて、新しいお酒に手を出しにくい」と言っていたのが、参加後は色々なお酒を試せるようになったようなので、参加していただけるとお酒の楽しみ方に幅が出るのかなと思います。」

 

中野「変化があると嬉しいですよね。ちなみに、今後のイベントの展望はありますか?」

 

長島さん「例えばフードに注目したペアリングのイベントをやりたいなと企画しています。やっぱり、お酒におつまみはつきものだと思うので。」

 

中野・島田「いいですね〜!!」

 

中野「イベントにはどんな方に来て欲しいでしょうか?」

 

長島さん「いつも飲むお酒が決まってしまっている30代くらいの方にもぜひ来て欲しいですね。」

 

中野「なるほど、30代というと、ちょうどお酒の楽しみ方が変わる頃ですよね。」

 

長島さん「そうですね、お酒は味わい方が少し変わってくるタイミングがあると思っていて。それが自分の場合は30歳くらいのときだったんです。父親が亡くなったことで人生観も変わって、お酒に投資するようになった時期でした。」

 

中野「確かに30歳くらいって、お酒だけに限らず視野が広がる時期ですもんね。その世代の方に楽しんでもらえるのかもしれませんね。」

 

長島さん「そうですね。」

 

(※)2023年5月

 

読んでいる方へメッセージ

中野「では最後に、イベントに興味がある方にむけて、メッセージをお願いします!」

 

長島「うちの会社のイベントでは 『他にはないものを』というのを第一に考えてやっていて、例えば、日本酒がテーマでも、他の分野のお酒の話にまで話題が広がることも多々あります。それは、一つの分野に限らず、お酒の可能性をとことん伝えたいから。

 

過去には、少し予算が余ったら、サプライズとしてお客様にもう一本好きなお酒選んでいただくということもありました。」

 

中野「すごい!ラッキーなサプライズも、ここならではの体験ということですね!」

 

長島さん「きてくれたら、きっと面白い体験ができると思います。フードにも力を入れていますので、お酒と食事のペアリングにも驚きが隠されていると思います。」

 

「最近お酒の楽しみ方が変わってきた」、「ただ飲むだけじゃなくもうひとランク上の楽しみ方を見つけたい」そんな方は一度平喜屋のイベントに足を運んではいかがでしょうか。

 

自分一人ではたどり着けない、新たなお酒の一面に出会えるかもしれませんよ。

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